【水について②】
◆水なしでは5日も生きていけない!
人間の体は60兆個の細胞から成り立ち、体重の約65%を占める水分の約3分の2は、この細胞内に存在している。残り3分の1は、細胞と細胞の間に存在する細胞間液と血液にあり、それぞれ生命を維持するために働いている。
人間は、水と睡眠さえしっかりとっていれば、たとえ食べものがなくても2〜3週間は生きていられると言われているが、水を一滴も取らなければ、せいぜい4〜5日で命を落としてしまう。脱水症状(体内の水が不足すること)になると、体温を調節する汗が出なくなり体温が上がってしまう。また、汗や尿が出なくなるため体内に老廃物が溜まり、血液の流れが悪くなり、全身の機能が障害を起こして、死に至る。
まず、体重の約2%の水分が失われただけでも、口やのどの渇きだけでなく、食欲がなくなるなどの不快感に襲われる。約6%不足になると、頭痛、眠気、よろめき、脱力感などに襲われ、情緒も不安定になってくる。さらに10%不足すると、筋肉の痙攣が起こり、循環不全、腎不全になってしまい、それ以上になると、意識が失われ、20%不足で死に至るという報告がされている。
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